華と牙

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朝目覚めると、昨夜はつぼみの多かった花たちが水を吸って勢いづいたのか、大半が開き始めていた。

昨夜は、私の祝いごということで、姉と姪たちがプラスアルファのことをしてくれた。
姉はケーキ、姪たちは花を買ってきて、下の姪はひまわりの絵を描いてプレゼントしてくれた。

食事は、普段の晩ご飯なんだけど、スープとおかず一品は上の姪の手作りである。心遣いが嬉しい。姪たちには、もてなしの心がある。いい子に育っているなぁ、と常々思うが、こういう所が、私たち(姉含む)と大きく違うのだ。

誕生日の歌は、もちろん姪たちの通っいる保育園で歌っていたそれ。
「たんたんたんたん、たんじょうび~。おばちゃん~の、おばちゃん~のたんじょうび~。
たんたんたんたん、たんじょうび~。み~んなの、み~んなのたんじょうび~。
おめでとお~っ♪」
という歌である。

そう、この誕生日は私一人の誕生日ではない。みんなも楽しむ誕生日なのだ。

部屋の明かりが消されて、三本のローソクの明かりだけになる。
軽く息を吹きかけただけで、小さな炎は消えてしまった。
姉が用意したケーキを四等分に切り分けて美味しくいただきました♪

そんな、楽しい時間が終わったあと、おもむろに上の姪っ子がバナナみたいな造形をしたものを持ってきた。
「おばちゃん。これ、あげる」
「何の形?」
「ティラノサウルスの歯!」
「はぁ?」
何でも、姪っ子が好きな科学の本に、石膏を使って恐竜の歯を作ろうというキットが付いていたそうな。歯には、化石風に彩色も施してある。芸が細かい。

花束に恐竜の歯に絵と、バラエティに富んだプレゼント。
私の部屋は、ますます混沌としていくが、それが嫌じゃないと思うところが、昔と変わった所かな。

ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。

生まれてきて良かったんだ、と再確認した日でもあるのだ。
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