辻仁成『五女夏音』(中公文庫)

小説を読んだのは、久しぶり。

辻仁成の作品は、『海峡の光』『白仏』に続いて三作目。

『海峡の光』も『白仏』も案外知られてないけど、オススメの作品。

『五女夏音』は、ジュンク堂でたまたま見かけた文庫でした。紹介文に書かれた内容が目を引いたので読もうと手にした次第です。

タイトルの五女夏音とは、大家族で育った五人姉妹の末っ子夏音(かのん)のこと。

主人公は、孤独を愛し核家族で育った売れない小説家、平大造。ストーリーは、主人公が、彼女である夏音と結婚することで、大家族との生活に巻き込まれるというものです。

これは、私にはとても興味があったのですよ。我が家は、平大造が育ったような核家族。だが、姉も弟もなぜか親戚の多い相手と結婚した(姉)もしくは、しようとしている(弟)。

姉の場合は、イマドキなリコン(モト旦那とは、子育てのパートナーとして緩やかな繋がりがある)をしたが、弟が結婚後どうなるのか、私としては、興味深いわけだ。

この小説、男性に読んで欲しいかも。主人公に共感される方も多いのでは?

辻仁成は、『海峡の光』と『白仏』しか読んだことなかったので、読後感がさわやかだったのには驚き。他の作品も読んでみる気になりました^^
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