市川雷蔵主演・映画『大菩薩峠』全三部

毎週水曜日は、レディースデイなので女性は、映画は一本千円で見られます。私は、映画は千円で見るものだと思っているので、この市川雷蔵の『大菩薩峠』も三本一気に見ました。三千円なり。

さて、市川雷蔵は、もちろん主人公の机竜之介(つくえ・りゅうのすけ)役であります。

相手役は、その当時、市川雷蔵と並ぶ女優さんと言えば、中村玉緒です。そう、今の中村玉緒を見ると、うそーって言いたくなりますが、当時は、お姫様役とか多かったらしい。。。

この映画でも、一人三役で市川雷蔵とからむ女性の役を演じておりました。

この作品の原作は、中里介山という作家が書いた『大菩薩峠』という小説。新聞に連載されていた小説で、未完の大作といわれているもの。ちくま書房から文庫が出てますので、興味のある方はどうぞ。

作品の内容ですが、人の縁(えにし)と無常観が根底を流れる話です。登場人物全てが、どこかで良かれ悪しかれ繋がっている。その繋がりに一喜一憂しながら三作とも観ました。

注目したのは、市川雷蔵。一人雰囲気の違う役者なので、目立つ目立つ。机竜之介の音無の構えをした日にゃ、
「きゃ~~、雷蔵さま~」
である。実際、映画館には、70代か80代のご婦人もいらっしゃいました。往年のアイドルだもの。

映画でもうひとつ注目したいのが、着物。

姉が興味があるので自然と目が行きます。当時、といっても40年ほど前には、こんなにあでやかな着物やかわいい小花模様の着物があったのだなと、感心することしきり。色合いも素敵。

雷蔵の着ている着物ももちろん織りのいい着物ばかり。悪役の成金侍でさえ、センスのいい着物きてますから。

この映画を観て、中里介山の原作を読もうかと。全20巻、頑張ってみようかな。
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