吾妻ひでお『失踪日記』(イースト・プレス)

買ってしまった……。

新聞に広告が載っていた時から、読みたいなぁとは思ってたけれども、なかなか買う勇気がなくて。

内容は、失踪編(2回分)、ガス配管工編、アル中病棟編の3つに分かれています。

失踪編なんてフツウの人なら笑えないよこんな話! と感じるでしょうね。何しろ本人、死ぬつもりが爆睡して死ねなかったものだから大変。

一転して、生きるためにシケモク探し、酒の残りをかき集め、そして食事にデザート探しに奔走する日々。彼のすごいところは、生き延びるために残飯探しをするだけではなく、ちゃんと嗜好品も用意するあたりが、プロなんだな。

配管工編あたりから人間らしい? 生活を送ってました。

そして、アル中病棟編。早く続編読みたいですね。いろんな面々が登場して興味津々。

以前、篠原涼子がアル中の主婦役で二時間ドラマに出てて、それである程度アル中病棟はどんな感じか観てましたが、吾妻ひでおにかかるとこうなるのかと笑って読ませていただきました。

全編、イタイ話ばかりですが、私にしては珍しく二度以上読んでます。中身が濃いせいもあるのだけど、一度読んだだけでは分からない面白さがあります。

生きるって楽しいですよ。人はみっともない姿をさらして、他人に迷惑かけてもちゃんと受け止めてくれる人っているんだな、ということがよく分かります。

このマンガにも、失踪編では、警察官が、配管工編では、社長が、アル中病棟編では仲間たちが、吾妻ひでおをいるべき世界に引き戻してます。

本人にしては、つらい世界かもしれませんが。で、一番大変だったのは、本人以上に奥さんだったのかもしれません。

奥さん視点の裏失踪日記も読んでみたいかも。悲惨だったらしいですけど^^;
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